うつ病(鬱病)や類似する精神疾患と闘病していると、本来サポートして欲しい人達からも理解をされず、つらく厳しい環境に耐えながら過ごさなきゃいけない事もありますよね。
特に一番身近な存在であるハズの両親や兄弟、つまりは「家族」の理解がなし・・。
コレが最もキツいかもしれません。
この「周囲の無理解問題」は家族に限らず、「うつしるべ」では恋人(彼氏・彼女)、職場の人(上司・部下・同僚)などに対しての対処法を少しずつ考えていきたいと思っています。
まずは今回、一番悩んでいる人が多いであろう「家族に病気を理解されない時の対処法」を2つ取り上げたいと思います。
Contents
うつ病で家族の理解なし・・。病気を理解されない時の対処法2つ!!
家族の理解が無いのは本当につらい事です。
本来なら一番信じて欲しくて、一番サポートを頼みたい相手に、「怠けているだけ」「根性が無いだけ」などと思われているのですから・・。
今、その様な環境にある人達がどうするべきか?
正直「明確な答えは出ていない」のが本音なのですが、それでも打開する手段は今のところ2つだけあると思っています。
それが・・・
①担当医に病気について家族へ説明をしてもらう
②家を出る(うつ病に無理解な家族と離れる)
・・・これが現時点で可能な手段だと思っています。
ざっくり言うと、①はある程度話せば家族がわかってくれるかも知れない場合、②は家族にいくら話しても絶対に理解してくれない場合の対策・・・といったところです。
それらについて下記で詳しく解説します。
担当医に病気について家族へ説明をしてもらう
1つ目は担当医に「うつ病はつらい病気であり、家族のサポートが必要である事」を説明してもらう。
コレが今僕が考える中で、最もリスクが少なく、比較的安全な手段という気がします。
家族の理解が無い大きな原因の一つは、そもそも「あなたが病人である事を信じていない」、あるいは「病気である事は信じているけど、大した病気じゃないと思っている」からだと思うんですよね。
いくら病気のつらさを訴えたとしても、未だに精神疾患に対して理解が無い人も多いですし、リスナーの話でも聞いた事がありますが「恥ずかしいから近所には言わないでくれ」などと、「一家の恥」みたいな扱い方をするご家族も残念ながら多いです。
ではこの場合どうすれば良いのか?
医学的見地から病気を説明できるプロに頼るのが一番だと思います。
ちょっといやらしい考え方かも知れませんが、「お医者さん」って、一般的に見ても「社会的地位」とか「権威の有り無し」で言うと位の高い存在ですよね?
・・ならば先ほどの例に挙げた近所の目を気にする様な家族は、そういった地位や名誉にこだわる人も多いので、医師の話には耳を傾ける可能性は結構高いと思います。
また、Twitterで興味深い話も聞きました。
娘②の通院先の大学病院、外来案内のボランティアさんが軒並み結構なお年で、一体何故と思っていたら、会計に瑣末な事で絡む70歳位の患者を見つけたボランティアのご婦人(推定75歳)が
「貴方それは我儘ですよ」
年嵩の人間の『年功序列に弱い』という習性をフルに使い剥がしを行なっていた。
— きなこ (@3h4m1) 2019年8月17日
お医者さんって、中高年が多いですよね。
なので、年功序列に弱いご両親の世代なんかには特に効果的かも知れません。
ウチの家族が話なんて聞くワケない・・。
尚、上記の話を聞いて、下記2つの疑問が沸くかも知れません。
・そもそも医者(精神科医、心療内科医)は家族に説明なんてしてくれるの?
・家族は病気の説明を聞く為にわざわざ病院に行くとは思えない
・・・確かに前者は医者にもよるし、後者みたいな考え方のご家族も多いと思います。
しかし・・・
理解ある医者であれば説明はしてくれるし、家族が病院へ行かなければ電話で話す事も可能です。
これに関しては精神科医でありYoutuberの樺沢先生が話してくれています。
樺沢先生が動画内でも言っている通り、まずはご家族に話を聞いてもらうまでもっていくのが中々難しいとは思うのですが、もしも聞いてもらう事ができれば、ご家族が考え方を変えてくれるかも知れませんよ(^^)
家を出る(うつ病に無理解な家族と離れる)
次は2つ目なのですが、シンプルに「家を出る(病気に無理解な家族と離れる)」です。
この方法の大きなメリットは・・・
確実に家族と離れる事ができる
・・・と言う事です。
なんだかんだ、うつ病や精神疾患を理解しようと歩み寄り支えてくれるご家族は少ないです。
「理解をしてもらう事」が難しいのなら、いっその事「家族と離れる」という選択が確実ではあります。
本記事の選択肢で言えば、1つ目の医師に相談する方法がうまくいく事が最良だと思います。
ただ、「理解されない可能性」や「話すら聞いてもらえない」可能性も捨てきれませんよね。
ならば、自分から家を出る事を検討した方があなたの為なのかも知れません。
正直、1つ目は医師や家族とのやり取りが疲れそうなので、運営者的にはこちらの手段を全力で考えると思います。
しかし、こちらの手段も中々ハードルが高く、そもそも倦怠感がある状態で「引っ越し」や、それが理由で家族とまたいざこざが増えると思うと、さらに病気が悪化しそうなくらいしんどいですし、さらに最も重要な「家賃や生活費を工面できるか否か」がポイントになってくるんですよね・・(;^_^A
大抵の方は働く事が難しいと思うので、その場合は「障害者年金」や「生活保護」などセーフティーネット(社会保障)に頼る方法を一度検討するべきかも知れません。
仕事ができない、社会保障制度を使えない人はどうすれば良いの?
これは、もしあなたが未成年だった場合なんかは非常に難しい手段だと思うので、やはり1つ目の医師に相談する方法の方が良いと思います。
ただ、もしかしたら、今同居しているご家族の理解が無いだけで、親戚(親族)の人達であれば理解してくれる方達もいるかも知れません。
もしも、そういった信頼できる親族の方がいるのなら、「病気に理解が無い家族と同居するのがつらい」という現在の心境を相談してみるのも一つの手段と考えられます。
運営者の体験記&まとめ
僕もうつ病(鬱病)になってから、周囲の無理解には数え切れない程苦しまされました。
但し自分の場合、もしかしたら家族に関して言うと、母や妹が僕の容体を心配する連絡をくれたり、兄に仕事を工面してもらったりと、まだ恵まれている方だと思います。
しかし、それでも兄はやはり精神疾患を「根性や気合の問題」みたいに思っているフシを感じますし、家族ではありませんが「病気のつらさをある程度理解してくれているのかも?」と信じていた友人に「うつ男の病気は嘘だと思っている」というニュアンスの発言をされた際に大きなショックを受け、それが原因で付き合いをやめた事もあります。
5年程の闘病経験で今思うのは「大前提として、健常者に病気は理解できない」と、肝に銘じておく必要があると思っています。
これは、健常者の人達を悪く言っているわけでは無く、自分も同じく病気を経験していなければ、うつ病の理解なんてできた自信が無いからです。
だからこそ、病気の経験が無くても、本当のつらさがわからなくても自分を支えてくれたり、理解を示してくれる健常者の方々には感謝を忘れたくありませんね(*´▽`*)
まとめ
それではまとめます。
□家族に理解が無ければ医師に説明してもらう方法や家を出る方法がある
□但し、運営者もまだまだ方法は模索中
□大前提は「精神疾患は理解されない」
□だからこそ、理解してくれる方は大切に。
・・・こんなところでしょうか。
以上、うつ病で家族の理解なし・・。病気を理解されない時の対処法2つ!!でした。
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