うつ病(鬱病)に「言ってはいけないNGワード」とかは良く聞きますが、うつ病が「言われたい言葉」「言われて嬉しい言葉」ってあまり聞きませんよね?
それもそのハズで、僕が振り返っても「あれは言われて嬉しかったなぁ~。」なんて事は滅多にありません。
しかし、全くないか?と聞かれるとそうでは無く、実はいくつか覚えがあります。
もちろん、個人差はあると思いますが、今回は実際にうつ病だった僕の体験記として、それらについて書いてみたいと思います。
Contents
うつ病が言われたい、言われて嬉しい言葉4選【鬱病経験者の体験記】
まずは結論から言いますね。
うつ病の僕が実際に言われたい、言われて嬉しい言葉は下記の通りです。
・自分の存在を認めてくれる言葉
・現在形や過去形の励まし
・大きな失敗でも、小さく感じさせてくれる言葉
・小さな成功体験を褒めてくれる言葉※但し継続が必要
これだけだと伝わらないと思うので、この後具体的に説明しますが、一つだけ大切な注意点があります。
その注意点とは・・・
これらの全ては「相手の本音」で無ければなりません。
うつ病になる人の多くの方は「敏感な性格」なので、お世辞や気遣いはすぐに見抜きます。
面倒だとは思いますが、相手の方はこれらに納得し、本当にそうだと思った時にこれらの言葉をかけてあげましょう。
僕も多くの健常者の方に支えていただいている身なので、あまりハッキリとは言いずらいのですが、ここでお世辞や気遣いをすると本末転倒で意味が無いので正直に言いますね。
本心では無いのに(嘘なのに)優しい言葉をかけられるくらいなら、黙って見守ってもらっていた方がずっとマシです。
何故なら、その嘘や気遣いによって病気の本人は「自分のせいで無理に嘘をつかせてしまった・・」「自分が病気だから気を使わせてしまった・・」と落ち込み、余計な気苦労が増えてしまうからです。
だから、本音で思えるまでは、不用意に声をかけるべきでは無いと思います。
では本音で言われる前提として、どんな言葉をかけられると嬉しいのか?
自分の存在を認めてくれる言葉
まずは自分の存在を認めてくれるような言葉です。
例えば・・・
・あなたがいないとつまらない
・一緒にいる時が一番楽しい
・頼りになるね!・・・など
多くのうつ病(鬱病)の人達は自分の存在を否定したがります。
「自分に価値なんてない」
「生きている意味はあるのだろうか?」
「生まれてこなきゃ良かった・・・」
この様に毎日どこかで自分を責めています。
自分の存在を肯定してくれる人がそばにいれば「自分にも少しは価値があるのかも」「もう少し生きてみようかな」と前向きになれます。
現在形や過去形の励まし
次に「現在形や過去形の励まし」。
例えばこんな感じです。
頑張ってるね!(現在形)
頑張ったね!(過去形)
君は本当によくやってるよ!(現在形)
君は本当によくやってきたよ!(過去形)
・・・など
ただ、できるならこの中でも「過去形」をチョイスしてもらった方が良いかと思います。
あまり「これから」みたいなニュアンスが含まれると傷ついてしまう可能性が高いです。
「うつ病に”頑張って”はNG!!」とよく言われますが、その理由は既に本人は頑張っているからです。
確かに健常者から見ると「ただ寝てるだけ」「ダラダラしているだけ」に見えると思いますが、闘病者本人は必死の思いで病気と対峙し、向き合おうとしています。
例えば、インフルエンザにかかって病院へ行き、薬も飲んで、消化の良い食べ物も食べて、熱さまシートを頭に着けて寝ている人に「もっと頑張って」とは言いませんよね?
つまり、それ以上は頑張りようが無いから、本人は困惑し、それ以上できない自分を「結局自分はダメなヤツなんだ・・」と責めてしまいます。
ならば、「つらい中、良く頑張ったね!」と過去や現在やっている事を褒めてあげれば良いのです。
過去の失敗を、小さく感じさせてくれる言葉
次に、自分の失敗体験を和らげてくれる言葉です。
過去の失敗を、小さく感じさせてくれる言葉はこんな感じ。
・買物依存で大金を使ってしまった→借金しなかっただけマシだよ。でもこれからは気を付けようね。
・離婚してしまった→今は休む為に距離を置くべきタイミングだったんだよ。だからこれからはしっかり休みましょうね。
・自動車事故を起こしてしまった→あなたや相手の命があっただけ良かった。でもこれからは安全運転しようね。・・・など
うつ病は何かしらの失敗体験を抱えていたり、普通の体験を失敗体験と思い込んだりする傾向があります。
だから、その失敗体験を「大した事では無い」と思わせる事が大切です。
ただ、もしも本人が失敗の自覚があまり無い時、またはこれからも同じ失敗を繰り返しそうな時に限り、上記赤文字部分の様に優しい声掛けの後に、今後注意するべき事はしっかりと相手に伝える事も非常に重要ですね。
そこは失敗を繰り返させない為にも、ちゃんと伝えてあげる事が本人の為です。
本人が過去の失敗を反省し重々自覚しているなら、それ以上言われても「わかっとるわい!」となりますので、その場合は赤文字部分は省いて(言わないで)あげて下さい(;^ω^)
小さな成功体験を褒めてくれる言葉※但し継続が必要
最後は「小さな成功体験を褒めてくれる言葉」ですね。
ただし、コレについては後述しますが長い目で見てあげる必要があります。
・いつも寝たきりだけど、立ち上がる事ができた
・いつもパジャマだけど外出用の服を着る事ができた
・いつも食べないけど食事ができた
・いつも片付けないけど部屋の一部を片付ける事ができた
・いつも磨かないけど歯磨きができた
・いつも入らないけど風呂に入れた・・・など
例えば上記の小さな成功体験を褒めてあげる事です。
ただ、やはり小さな事ではあるので、本人も最初は「褒められる様な事では無い」と感じると思います。
しかし、継続して褒めてあげる習慣をつける事で、無意識に本人も自信が沸き、褒められる事に嬉しさを感じる様になると思います。
これは支える側も根気が必要ですが、良ければ参考にして頂ければと思います。
体験談を踏まえた感想とまとめ
やっぱりうつ病がキツい時は「自分の存在を認めてくれる言葉」が一番でしたね。
それが無ければ、今生きていないと思っています(;^_^A
あらためて「人は1人では生きて行けない」という言葉の重みを感じる今日この頃です。
病人である我々を支えてくれる健常者の方々にとって本記事の内容は生意気に聞こえたかも知れませんが、本音を書かなければ意味が無いのでお許しいただけると幸いです。
しかし、これも本音ですがいつも支えていただいて感謝しています。
まとめ
それではまとめます。
□運営者が言われて嬉しかった言葉は4つ
□自分の存在を認めてくれる言葉
□現在形や過去形の励まし
□大きな失敗でも、小さく感じさせてくれる言葉
□小さな成功体験を褒めてくれる言葉
こんなところでしょうか。
以上、うつ病が言われたい、言われて嬉しい言葉4選【鬱病経験者の体験記】でした。
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人の前で言いづらいことをはっきり書いてくれる勇気がありがたい……!
正直私もこう言うことを言うの躊躇うので代わりにいって頂けてありがたいです。