うつ病(鬱病)

仕事が原因で鬱になった場合、休まないで治せる?【うつ病歴5年の答え】

うつ病は仕事しながら治るのか?
うつ男
うつ男
病気になったのに休みたがらない「頑張りすぎてしまう人達」も大勢います。
うつ二郎
うつ二郎
・・・みんな真面目過ぎるから心配だよね・・・。

僕はうつ病(鬱病)で自分の心身の異変に気付いた時、「仕事を休まないで治せるんだろうか・・・」と不安でした。

結果的に1年程は作業の負担を減らしてもらいながら仕事を続ける事になったワケですが、結局そこから休職をする事になり、その1年半後に退職し、それから約3年が経過して現在に至ります。

ではあのまま休職せずに仕事を続けていたとして、病気を治す事はできたのでしょうか?

また、過去の僕と同じ様に、現在仕事を休職するか、継続するか悩んでいる方は、どちらの道を選択するべきなのでしょうか?

今回はその辺りについてうつ病歴5年の運営者が思う事を書いてみたいと思います。

 

仕事が原因で鬱になった場合、休まないで治せる?【うつ病歴5年の答え】

まずは結論から伝えます。

職場のハードワークや人間関係が原因でうつ病や類似する精神疾患にかかった場合、基本的には・・・

仕事を休まなければ治りません

 

・・・というのが、僕の答えです。

 

例えば、あなたがうつ病(または他の精神疾患)になった原因が「結婚」「離婚」「出産」「育児」「プライベートや家族との人間関係」の各ストレスなど、「仕事以外が原因」で病気になった場合は、仕事を続けていても治る可能性はあると思います。

もしかすると「家にいるよりも職場の方が落ち着く」「プライベートで過ごすよりも仕事をしていた方が楽しい」なんて考え方の人も中にはいるかも知れません。

仕事が楽しみの人なら、きっと自宅療養よりも職場の方が楽に過ごせる可能性もあります。

・・・もっとも、僕は仕事が嫌いなので気持ちはわかりませんが(;’∀’)(笑)

 

しかし、今回は仕事(職場)に病気の原因がある場合」の話です。

他の記事でも話していますが、大原則として、うつ病の治療でとても大切なのは「環境作り」です。

どんな環境を作るかを一言で言うと「心身が休まる環境作り」であり、とにかくストレスから離れる事です。

うつ病になる原因とは何?主なきっかけとされるパターン2つはコレ!でも話しましたが、少なくとも病気の治療中や療養中のストレスは最小限に抑えるべきだと思っています。

寒い場所で「冷やしうどん」や「かき氷」を食べ続けていたから風邪を引いたのに、そのまま同じ事を続けていれば風邪も悪化しますよね?

野球をしていて骨折したのに今まで通り野球を続けていれば、骨はいつまでも負傷したままですし、寧ろ無理に運動する事で傷が広がり悪化しますよね?

しかも、どちらの例も後遺症が残る可能性もあるし、すぐに対処すれば治るのに、続けて行く事で一生治らない可能性だってあります。

そして何より、最悪の場合は「死」に至ります。

 

うつ病だって同じです。

労働基準法で定められた時間帯を守らない様な時間外労働を強いられ、上司には毎日の様にパワハラを受けて、病気になって仕事さえもままならないのに、まともな休養期間ももらえない。

そんな状態で今までと同じ様に仕事をしていたら、当然ボロボロになったメンタルは元に戻りませんし、早い段階で治療に集中しなければ一生治らない可能性だってあるのです。

コレ、冷静に考えると当たり前の話なんですよ。

 

うつ二郎
うつ二郎
野球チームの監督も、選手が骨折したら治療させて休養とらせるけど、何故かうつ病や精神疾患は「頑張って続けろ」と根性論でゴリ押す上司が多い不思議(汗)
うつ男
うつ男
それだけまだまだ理解されない病気って事だよね(泣)

 

うつ病は「当たり前の事」の判断ができなくなる病気

しかし、うつ病はその「当たり前の判断」ができなくなる病気でもあります。

別の記事でも何度も話していますが、僕は現在「双極性障害Ⅱ型」という病名に診断が変わっています。

この双極性障害は医学的に「完治しない」と言われている精神疾患です。

・・・つまり、僕の病気は一生治らない病気なんですよね(;’∀’)

 

これは「たら・れば」の話なんですが、過去の仕事を無理に続けていた僕がもっと早い段階で病院へ行き、会社の方針がどうであろうととにかく自分の心身を休める選択をしていたら、もしかすると病気が治っていた可能性かも?・・・なんて考える事があります。

 

確かにもともと双極性障害で、初診で主治医が判断できなかっただけって可能性もあるのですが、そうじゃない可能性だってあったかも知れない。

 

何が言いたいかと言うと、この記事を読むあなたには後悔が残らない選択肢を選んでほしいんですよね。

 

仕事に一人分の穴が空いたところで、余程小さな会社で無い限り職場は回ります。

小さな会社であったとしても、あなたの命や一生涯の生活が関わる事と、いつか経営が悪化して簡単にあなたのクビをスパッと切るかも知れない会社を天秤にかけたら一体どちらが大切なのでしょうか?

今の僕から言わせてもらえば、即答で前者です。

ましてや、社員や従業員の事を真剣に考えてくれない会社など天秤にかける価値もありません。

 

「就活で苦労してやっと入った職場だし・・・」

「仕事をしてないと生活が・・・」

「この歳で無職は嫌だ・・・」

 

・・・気持ちや不安は痛いほどわかります。

また、きっと真面目なあなたなので、どんな言葉をかけたところであなたの信念を貫こうとするのでしょう。

しかし、これだけは覚えておいて下さい。

日本には精神疾患をサポートしてくれる制度もたくさんあります。

なので、本当は限界まで頑張ってはいけないのですが、もしも現状に限界を感じたら、そういった制度にも目を向けて、「休む選択肢もある」という事を思い出して見て下さい。

 

僕もいきなりの退職はオススメしません。

理由は休職期間で治る可能性だってありますし、病気の原因が会社にあるのなら出来る限り会社で使える制度を利用した方が良いと思うからです。

これは後述しますが、職場の環境(ストレスのある環境)を変える事は難しいので、休職したからと言って必ずしも復職を目指す必要も無いと思います。

 

あなたの生活の為に「利用できる制度は利用する」ただそれだけです。

 

そして、自分が「正常な判断ができない」と感じたら、その時はあなたが信頼する人にどうすれば良いか相談してみましょう。

もしも、相談できる人がいなければ、不定期ですが僕のYOUTUBE配信にきてくれればいつでも相談にのります(*^^)b

※コメントでも対応しますが、返信が遅れてしまう場合があります(;^_^A

 

運営者が知る限りの休職中も含めた「お金の対策」記事
うつ病貧乏でお金が無くてつらい・・対策と節約術
うつ病運営者の【お金の対策&節約術】全18選まとめ!!うつ病(鬱病)になる前はそこそこ安定した給料を貰い、なんの問題も無く日々を過ごしていた運営者ですが、病気が発症してからはギャンブルによる散財や買い物依存、瞬く間に借金で生活が苦しい状況に追い込まれました。 今回はそんな運営者がやってきた、もしくはこれからやるかも知れない「お金の対策」と「節約術」についてまとめたいと思います。 本来なら1つ1つの項目について、しっかりとした記事を書きたいのですが、あまりにボリュームが多すぎて、どうしても時間がかかってしまいます。 しかし、現時点で休職中だったり、仕事を退職したりしてお金に困っている人だって大勢いるハズです。 基本的には項目ごとに詳しく解説しているサイトのリンクを貼っていますので、詳細はそちらをご覧頂ければと思います。 前半では「運営者が実践済みの対策や節約術」、後半では「運営者が実践しようと思った(これからやるかも知れない)対策や節約術」のまとめ。 最初に伝えておきたいのですが、説明がスカスカな内容も多いです(;'∀') それぞれの詳細については別記事を作る予定ですが、現段階では「こんな方法もある」という事を知って頂ければ、と思います。...

 

 

職場環境を改善すれば良いのでは?

ここまでの内容を読んで「職場環境の改善をしてもらえれば、なんとか仕事を続けて行けるのではないか?」と考える方もいると思います。

これに関しては僕も考えましたが、結論から言うと・・・

改善する事は無いと思った方がいいです。

 

僕の経験上、口では「改善に努める」とか期待させる事を言いますが、それを行動に移せる企業は極僅かだと思います。

確かに、僕の勤めていた会社でもパワハラ上司のさらに上の上司に「パワハラみたいな事をされてる」と何度も伝えた後、一時期はおさまりましたし、周囲もそれに合わせて少し変わりました。

しかし、時間が経つとまた以前のパワハラ上司に戻り、つらい日々・・・と言うか、告発者みたいな感じで、寧ろ以前よりもつらく当たられた事も結構ありました(;^_^A

「イジメ」と似た様な部分があると思うのですが、先生に助けを求めて一時的に落ち着いたとしても、リーダー格の人間が変わらなければ、また繰り返しますよね。

・・・結局、残念なのですが人ってそんな簡単に変わる事なんてできないんです。

 

人じゃなく、それよりも大きい「会社の体質」だったら尚更。

そもそも、こちらが主張して素直に改善してくれる人達なら、病気になる前に対処してくれるとも思いますしね。

 

これはパワハラ上司に限らず、過去の自分にも言える事です。

自分の信念や、若い頃から持っている気質を変える事は非常に難しい。

それに、過去に何度か言っていますが、うつ病を経験した事が無かった自分に精神疾患の気持ちが理解できるとはとても思えません。

 

なので、職場環境の改善には期待しない方が良いです。

もしも万一、改善してくれる様な事があれば、それは本当にあなたの事を大切にしてくれる会社や上司だと思います。

その場合、今は感謝して「病気が治った時にでも仕事で恩返ししよう!」くらいの気持ちで療養に集中しましょう(^^)

 

運営者の体験談&まとめ

僕も今となっては療養に集中した生活ができていますが、当時は不安な気持ちでいっぱいでしたね。。。

病気に気付いていない頃は何をやってもうまくいかないし、病気が判明したらしたで「この先どうなるんだろう・・」と自分にとって未知である病気の怖さに怯え、仕事も続けられるかわからない。

でも、仕事を辞めると家賃も払えないし、だからと言って両親や家族にも頼る気にはなれない。

しかし、休職なんてさせてくれる会社では無いと勝手に考えていたけど、ある日思い切って上司に伝えたら、意外とすんなり休職許可が下りました。

それぞれの会社によって方針が違うと思いますが、もしかしたら自分が勝手に思い込んでいるだけで、結構主張を受け入れてくれるケースもあるのかも知れません。

そこだけは、当時勤めていた会社に感謝しています。

きっと、多くの方が休職する事や社会保障制度を利用する事に抵抗感があると思いますが、確かにその気持ちは大切です。

僕も当時は「そんな制度に頼るなんて一家の恥さらしだ」とか、「家族や友人には恥ずかしくて話せない」なんて思っていたし、今でも堂々と話す事なんてできません。

しかし、「もう限界だ」と感じたら、あなたの将来の為に一旦恥を捨てましょう

「恥ずかしい」と感じるのは、あなたが誇りを失っていない証拠です。

病気のフリをして社会保障制度を悪用する様な人達に、誇りなんてありませんからね。

その誇りはしっかり持っておいて、どうしても「申し訳ない」と感じるならいつか病気が治った時に社会に恩返しすれば良いじゃないですか。

基本的には「恩返し」も考える必要は無いと思います。

社会保障制度はあなたも含めて頑張って働いてきた人達を護るための制度でもあります。

つまり、社会保障を受けられる事は「今まで頑張ってきた証(あかし)」でもあるんですよ。

もちろん感謝の気持ちは忘れちゃいけませんが、あなたはきっと、今まで充分に社会貢献してきたのだと思いますし、あなたが病気を治せば、それだけで周囲の応援してくれた人達も喜ぶ、お釣りがくる程の恩返しになると思います(^^)

もしも、僕の様に治らない病気だったとしても、自分にとっての幸福を見つけられたらそれで良いじゃないですか。

そのためには、まずは「休む事」

その重要性がこの記事である程度あなたに伝わってくれたのなら、嬉しいです。

 

まとめ

それではまとめます。

 

まとめ

□うつ病は基本的に仕事をしながらは治せない

□理由は「ストレスから離れる事ができないから」

□正常な判断ができないと感じたら、信頼できる人に相談しましょう

□職場環境の改善には期待しない方が良い

□まずは「休む事」が大事

 

・・・こんなところでしょうか。

 

以上、仕事が原因で鬱になった場合、休まないで治せる?【うつ病歴5年の答え】でした。

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